GREAT SWEDISH CRAFT フレドリックさんの器

フレドリックさんの器には、釉薬がかかっていません。

釉薬がかからないことで器表面に露見した土。

それは、表面の微かな凹凸まで表現し、

轆轤の回転と粘土を成形する手の絶妙な関係性を物語ります。

極限まで薄く挽かれた華奢な厚みは

安定されたフォルムに落ち着く為の

一定の角度を与えられています。

 

素材感と角度。

 

フレドリックさんは器として成り立つ為の

根源的問題に正面から向き合い製陶しています。

陶芸家というよりも

土を扱う人

という名がしっくりくるような仕事です。

 






フレドリックさんのNATUR軽井沢で販売しています。

 

湖と朽ちた木船と深い森
 ELLE STAR BLOGにて
「意匠の断片」
を更新しました。

http://blogs.elle.co.jp/sunaga/2010/07/17/%e6%b9%96%e3%81%a8%e6%9c%bd%e3%81%a1%e3%81%9f%e6%9c%a8%e8%88%b9%e3%81%a8%e6%b7%b1%e3%81%84%e6%a3%ae/

GREAT SWEDISH CRAFT ベングトさん達のロープ製品


ベングトさん達グループは
SWEDEN西海岸を中心に派生した

ロープを使用した伝統工芸品を製作しています。


SWEDEN
というと森と湖の民という印象が
まず浮かびますが

ヴァイキングで知られる海の民でもあります。

小さな木製の手漕ボートから
大きなクルーザーまで

沿岸部だけでなく比較的大きな湖の湖畔では
船を保持する人々が
多いSWEDEN人は
船上で必要なロープの扱いに大変長けています。








 

ベングトさんたちグループは週1回に会合を持ち

各自が得た技術や知識を交換します。

耐久性を保持する理由で
麻紐に染み込ませるタールの
独特の匂いが
発ちこめる部屋には
多種多様な作品が並べてありました。

ベングトさんのグループは
元料理家、元漁師、元貿易商
と異なる背景を
持った人たちによって
構成されたロープ工芸保存会。

ロープ自体を製作するところから始め
伝統的な工芸品の再現から

その技術を使った新しい作品を製作しています。

その範囲はガラス浮、キーホルダー、玄関マット

鍋敷、ペーパーホルダーなど多種にわたります。

ベングトさん達のロープ製品はNATUR軽井沢で販売しています。

小さな楽園
 

ELLE STAR BLOGにて
「意匠の断片」
を更新しました。

http://blogs.elle.co.jp/sunaga/2010/07/05/%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%aa%e6%a5%bd%e5%9c%92/

GREAT SWEDISH CRAFT アンダーシュさんの陶器

 

水を混ぜ過ぎた水彩絵の具のような
危うい透明な
青色の空と
初夏の色を一色だけ選ぶとしたら真っ先に候補に挙がるような

輝くような黄色の菜の花畑が

くっきりと景色を二等分する地平地帯と

神殿の柱のような巨木が道路の両側に並列する

森林地帯を

交互に目まぐるしく抜けると

約束の大きな湖に到着しました。

 

アンダーシュさんの工房に訪れる為に

やって来た私達は電話をすると

不安になるほど簡潔すぎる道案内をされました。

大きな家はウチぐらいしかないから

という頼もしいような頼もしくないような

数少ない言葉を頼りに

車を走らせること10分。

畑に囲まれた大きな赤い家が見えました。

 

360°畑に囲まれた自宅兼公房兼ギャラリー兼の

その家の窓からは

遮るものがなにもない

まるで陸に浮かぶ孤島。


 

ボートの切れ端に掴まった遭難者が

陸地を見つけたような喜びで

私達はアンダーシュさんに会うことができました。



 

Sweden人らしい独特な落ち着いた雰囲気の

アンダーシュさんの作る陶器は

ある一定のグレー色がかった

色味、それはまるで

Swedenの短い夏を除いた

空の色のようです。

 

 

アンダーシュさんの作品はNATUR軽井沢で販売しています。

 

地上175cmの視線
 
ELLE STAR BLOGにて
「意匠の断片」
を更新しました。

http://blogs.elle.co.jp/sunaga/2010/06/29/%e5%9c%b0%e4%b8%8a%ef%bc%91%ef%bc%97%ef%bc%95cm%e3%81%ae%e8%a6%96%e7%b7%9a/

意匠の断片
ファッション雑誌ELLE、インテリア雑誌ELLE DECOの主催する
ELLE STAR BLOGにて
「意匠の断片」
というBLOGを書かせて頂いています。
本BLOGでは、軽井沢の店舗で扱わせて頂いている作家さんや
オリジナルデザインの紹介、展示会の紹介を主にしていますが
ELLE STAR BLOGは散文的デザインノートです。

http://blogs.elle.co.jp/sunaga/2010/06/19/%e5%a3%81%e7%b4%99%e3%81%ae%e8%a8%98%e6%86%b6/

GREAT SWEDISH CRAFT マリアンヌさんの陶器


 

 私達が軽井沢のお店NATURで扱わせて頂いている

SWEDEN工芸作家さんの作品は私達の自宅で

普段使用しているものばかりです。

それは、販売する責任ということと

その作品が好きで個人的に購入しているからです。

マリアンヌさんのMAGは、現在扱わせて頂いている作品群の中で

最初に我が家に来ました。

 

SWEDENのアートクラフト全体に言えることですが、

工芸の言葉が持つ重厚さから放たれた軽快さがあります。

それは、そもそもSWEDENのアートクラフトが重厚さとは縁のない

農民道具、催事用具などの伝統工芸品を基盤に持つ為に

重厚さと距離をとって発展できたのかもしれません。

そこには、夏至を祝う純粋な村の人々の祭=美しさという

土着的な価値観が根付いています。

それは、SWEDEN現代アートクラフトのそのモノがあらしめる

存在以上の価値を付加しない清々しさに繋がっているのかもしれません。

 

マリアンヌさんの作品は、一貫して歪んだ形状の陶器に

白い釉薬の上をかけ青い手描きの線を描く表現方法に統一されています。

それは、まるで子供が描いたようなプリミティブな絵がそのまま

立体作品になったような独特の表現方法です。

 

マリアンヌさんの仕事場の壁面には

白い画用紙に青い水彩で描かれた

アイデアスケッチが貼られていました。

頭の中で思いついたアイデア、

伝達を目的としない走り書きのようなスケッチ。

これらのスケッチはアイデアを思いついた瞬間の

喜びに溢れています。

パースペクティブも正確でないこのアイデアスケッチを

正確に陶器としたのがマリアンヌさんの作品なのかもしれません。


マリアンヌさんの作品はNATUR軽井沢で販売しています。

GREAT SWEDISH CRAFT シャスティーンさんの小さな家
 

日本の約1.7倍の面積をもつSWEDEN
南地方に人口の殆どが集中し、北端は北極圏に達します。
縦に長い国土は、東西よりも南北に文化圏の差異を作りました。
南端から出発し、北へ移動するとまず建造物に用いられる材料の違いに気付かされます。
南地方に、石やレンガを用いた建造物が多いのに対し、
北へ向かうにつれて木造の建造物が見られるようになります。
石の建造物と言っても中欧に見られるような装飾性は殆ど見られない禁欲的なフォルムです。
その代わりに硬い材料に逆らわず作られた独特な歪みや曲がり、反りに
牧歌的な独特な温かみを感じることができます。






SWEDEN人陶芸作家シャスティーンさんの家のオブジェは
このような南地方にみられる石の建造物を模しています。
極めて、SWEDENらしい造形でありますが、
シャスティーンの作り出すフォルムには、特定のモデルがある訳ではないそうです。
これら建造物群は心象風景の具現化であり、
夢でみた記憶を頼りに土という材料を使用し表現しています。


シャスティーンさんの小さな家のオブジェはNATUR軽井沢で販売しています。


 

GREAT SWEDISH CRAFT カートさんの籠
 

カートさんの作るパイン材の籠は材料の選択が
出来上がりの良し悪しに大きな影響を与えます。
それは、パイン材の色や形を指すのではなく、
その木が素直であるかどうかで決まるそうです。
木の性格を知るには特別な方法があると
まるで子供が秘密を打ち明ける様に籠作りの名人カートさんはこっそりと教えてくれました。

 

「パインは切らずともその木の性格を知ることができる。」

 

素直なパインの木は、ナイフで1cmほどの幅で帯状に松の繊維をはがすと
まっすぐに繊維の形状を保つか、少しだけ左に曲がります。
それ以外のパインの木は、右周りの螺旋状を描くそうです。
素直な木は全体の数パーセントでしかないのだとか。
森に入り、1本ずつ素直な木を探すのが、籠作り最初の行程です。

 

「素直なパインの木に出会うのは幸運ことだ。」

 

素直な木に出会ったとしても伐採後実際使用できるのは、
わずか枝が生えていない地上1mから上、長さ2mの部分のみ。
その丸太をさらに半分に割り、もう1度半分に割るとその木口断面はイチョウ型となります。
さらに木材の中心部から3割程度を割り裂くとちょうどバームクーヘンを4等分した形状になります。これが準備の第一段階。

その後小川にその木材を最低半年間沈ませます。
小川のそこには何本もの木材が籠に成るのを待っています。

十分、小川に浸かった木材を取り出し、
年輪と直角方向に5mm幅で切断し板材を作ります。
その板材の年輪と年輪の間にナイフを入れて、
切り裂くと表面が夏の年輪、裏側が冬の年輪という特殊な帯状の木材が出来上がります。
この切り裂く作業段階で、松の性格が素直でないと
綺麗に年輪毎に切り裂くことができないそうです。
夏冬を両面にもつ帯状の木材は、粘りがあり、割れることがありません。



 


 このように、籠製作には、実際に籠を編む作業よりも、
むしろその下準備に多くの時間が割かれるそうです。
さらに、籠細工に適した材料が見つかりづらい現状も重なり、
この種の籠を編む人はカートさんのみとなってしまいました。





カートさんの籠はNATUR軽井沢で販売しています。

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