tass 遠藤さんのお盆のこと
 


tass の遠藤ご夫妻には言葉では伝えきれないほど、
お世話になっております。
http://www.tassen.jp/

NATURはもちろんのこと、遠藤ご夫妻の素晴らしいお人柄に
ついつい甘えてしまい、公私ともに様々なことをご相談しては、
お話を聞いて頂いております。

昨年は、tassさんの作品展をNATURで展示させて頂いたりと、
私たちにとっては本当に嬉しいことばかりでした。

そんなある日、木工家の遠藤さんから手渡されたのがこのお盆。
「はい、お祝い。」

遠藤さんが大事に大切に、時間をかけて制作されたこの作品。
どんなに嬉しかったことか。

遠藤さんの作品はもちろんのこと、奥様の織物作家
博子さんの作品も、しみじみとtassの風合いを感じさせてくれます。

誠実で実直で、素直な美しさ。

お二人の作品に手を触れると思います。
この作品が10年、20年、自分たちの生活に寄り添ってくれたら
どんなに心強いことか、と。

遠藤さん達の作品はそんな信頼感を
私達に芽生えさせてくれるのです。

ものへの信頼感。

最近朝食は、ソファーに座ってとります。
その時は必ず、このお盆で。
コーヒーテーブルはあるのですが、ついつい、
作品がもつ心地よさが安心な朝を迎えさせてくれるので。










座布団のこと
 

とある街角を歩きながら、
ふと横に目をむけると布団屋さんを
見つけました。

薄暗い店内。
無造作に積まれた綿や
布団に座布団などなど。

ガラス越しに店内を見渡しますと、
ちょうど手前に家紋をモチーフにデザインされた
座布団が2つ、置かれていました。

確信にちかい何かを感じ、店内に吸い込まれて
いくと、そこには、年代物のテキスタイルでつくられた
炬燵用の座布団や布団が山高く積まれていました。

何度も奥にお声を掛けると、出迎えて下ったのが
とても上品な奥様。

なんだか一人で興奮してしまい、色々と
お話をさせて頂き、少し落ち着いて
ぐるりとお店を見渡すと、
小さなベンチにこの座布団が2つ。

「なんてすてき!」と感嘆の声をあげるや、
奥様からこちらのお品は
あの「芹沢げ雹瓠廚虜酩覆世氾舛┐蕕譴襦

恐る恐る奥様に伺いました。
「こちらは販売していらっしゃいますか?」

奥様は「そんなペラペラになった座布団。
たくさんの方がお座りになったし、申し訳ない」と
おっしゃってくださいましたが、
でもでも、私はというと、
気持ちがどうにも止まらず、
奥様に購入させて頂きたいと
お伝えしてしまいました。
「なんてご迷惑をお掛けしているんだろうと」思いつつも、
奥様がおっしゃって下さいました。

「そうですか、それなら、どうぞ、大事に使ってくださいませね。」と。

奥様、これは私の宝物です。
ずっとずっと、大事に使わせて頂きます。
本当にずっとです。

スウェーデンの椅子とあわせて。










結婚のお祝いのこと
 


スウェーデン人の知人から、結婚のお祝いに
麻のクロス1枚を頂いた。

「お祝い」や「プレゼント」、ましてや、
「結婚祝い」となると、私はいつもいつも悩んでしまう。
「もの」は特に難しく、お贈りする方に喜んで頂けるもの、
邪魔にならないもの、使っていただけるもの、
センスが光るもの、そして、出来るならお祝いごとだし、
豪華に見えるものがいいのかなど、頭の中は、
何日もパニック状態。

でもこのクロス1枚頂いて、そして毎日使わせて
頂いて思いました。

料理は苦手でも、洗う食器は毎日のこと。
キッチンクロスは何枚あってもありがたい。
ましてや、上質な麻のクロス。
ガシガシ食器を拭いて、ゴシゴシ洗濯機で洗い、
アイロンをかけずとも素晴らしく上品な
表情でお台所に佇んでくれます。

こういったものが、スッと贈れる女性は
素敵だな、と。

これで決まりだな、と。

NATURでもこんな贈り物を
ご提案できればと考えております。







飾るということ
 


私は料理も苦手で、植物のお世話も苦手ですが、
整理整頓も苦手です。

ものを区別し、きちんと場所をつくってあげるという、
行為がなかなか上手にできず、いつも部屋の真ん中で
途方にくれています。

でもその反動なのか、部屋の壁中には
大好きなもの達が所狭しと、居場所を見つけたかのように
飾られています。

大きな竹細工は梅干しを干すためのものです。
NATURでもお世話になっている職人さんが編まれたもので、
中央はまるでモダンな模様のように
美しく竹が編みこまれています。

もう一つは唐辛子。
こちらは新潟駅の野菜売り場で売られていたもの。
唐辛子の熱くも優しい赤色がきれいできれいで。
スウェーデンに居た頃も、母が日本から何重にも包装して
この唐辛子を送ってくれました。



ものを整理しシンプルに暮らすとは、ほど遠い暮らし方ですが、
スウェーデンの昔の家のように壁中に、家族の写真や
絵、鍋やプティング型などが飾られる様子にも
心惹かれる思いです。





オーケさんのこと、その2
 

スウェーデン人木工作家、オーケさんの
作品に触れるたびに、日々思います。

「手に馴染む」というのは、こんな感覚なんだな、と。

オーケには木皿はもちろんのこと、バターナイフ、フォーク、
ジャム用スプーンなどの木工小物用品をNATURのために
制作してもらっています。

彼の作品はいつも、どこでも居心地がよさそうに
馴染んでくれる素直なフォルムなのですが、
一つ手に触れると、緩やかな曲線や膨らみ、
淵の薄さなど、手がその触感を楽しむかのように
馴染んでいきます。

自宅では、木皿はパンをのせたり、
ケーキや和菓子、時にはサラダなどの
取り皿にと、色々な場面に活躍してくれています。

木皿はウレタン加工ではな、く麻のオイルに漬けることによって
オイルが中まで浸透しているので、通常の陶器のお皿のように
使用できます。
少しの歪みや、色の変化などの
経年変化がありますが、
そのたびに、食用のオイルなどでお手入れしています。

オーケの作品を購入されたお客様が、
「このバターナイフすっごく使いやすいの。
また買いに来ちゃった。」と仰って下さった時、
どんなにどんなに嬉しかったことか。

今日は、Y様に頂きましたバッケットを
オーケの木皿にのせて。
(とても美味しかったです!ありがとうございます!)





夜の証明
ELLE STAR BLOGにて
「夜の照明」
を更新しました。

 

http://blogs.elle.co.jp/sunaga/2011/01/24/%e5%a4%9c%e3%81%ae%e7%85%a7%e6%98%8e/
張り地のこと
 

ソファーなどの張り地家具を選ぶことは、
本当に難しいことだなと思います。

無地といえども、張り地の色が持つパーセンテージは、
お部屋の割合からいくとかなり高くなります。

だからこそ、その存在感は面白く、冒険的で、
張り地の色が変わればお部屋のイメージが
ガラリと変化し、グンとインテリアの理想に
近づくのかもしれません。

NATURで取り扱うアンティーク家具に関しては、
張り地のコンディションやデザインが素晴らしければ、
出来る限り、オリジナルのままご提案しております。

もちろん、ご購入頂くソファーなど、お客様のご要望が
あれば、張替等も承っております。

オープン当初は3社の張り地メーカーをご提案しておりました。
ただ日を重ねて、織の素材や混合率を調べていくと、
今は2社のみと絞らせて頂いております。

只今、取り扱っているメーカーは、
一つがスペイン、もう一つがデンマークのものとなります。

どちらも利点がございまして、
スペインメーカーは、ヨーロッパ家具会社に
頻繁に使用されているメーカーで、
麻とコットンの混合の織になります。

ざっくりと織られた張り地は、色の発色もよく、
肌さわりもサラリとしていて好感が持てます。

もうひとつは老舗デンマークメーカー。
こちらはウェグナーやモーエンセンも支持した
メーカーでウール100パーセントが基本となります。

こちらは織のデザインが素晴らしく、ウールが持つ色の
上品さが圧倒的です。
ただその分、お値段も多少高くなります。

自宅では、スペインの張り地を使っております。
気兼ねなく、寝転んだり、お昼寝したり、うさぎがくつろいだり。



張り替え等、いつでもご相談くださいませ。




小さなプレゼント
 


軽井沢に移り住み、
一番嬉しく幸運に思うことは、
素晴らしい方々とお会いでき、
時間を共にできることだと
日々思う。

お店も同じ。

私たちが素敵だなと思う、
お菓子屋さん、カフェ、レストランは
同世代の方々が切り盛りされていらっしゃる。

少しずつ距離を縮め、お話を聞く。

お店のことや、その方たちのお話。

写真のプレゼントを持ってきてくださった方は、
軽井沢でも有名なこだわりの菓子店。

私たちも、お菓子なら絶対にここでと、決めてしまう程の
美味しく誠実な菓子店。

ポツリポツリと遠慮がちに話される、
ご自分が向き合う、菓子のこと、
お店のこと。

繊細で、まじめで、誠実で。

そんな真摯な姿勢に心から尊敬してしまう。

こんなお店が、軽井沢では愛される。
NATURも愛されるお店になるため
日々精進です。





シャスティーンさんのこと その2
 

シャスティーンの小さな家の作品に出会ったのは
いつ頃だっただろうか。

数年前、ギャラリーの窓辺から見えた彼女の小さな作品達は、
まるで静かな物語が始まるかのように、
私達の心に響いたのを今でも覚えています。

それからまた数年後、NATURで彼女の作品を扱わせてもらうため、
まだまだ雪が降りしきる冬の頃、彼女の小さなアトリエを
訪ねました。

道に迷った私たちを出迎えてくれたシャスティーンの
笑顔は、少しばかり緊張していたように感じました。

奥の小部屋で温かなお茶と焼き菓子を食べながら、
作品の話や、日本の話、彼女の生活や
そして私たちがどうして、彼女の作品に
一目ぼれしたか、そんな話を2時間程しました。

それからまるで、グッンと距離が縮まったように、
彼女の笑顔は柔らかく温かでした。

NATURでは、彼女の小さな家はとても人気です。
そして、このスープボールは彼女の新作です。

少し悪戯っ子のように笑っているように見えるのも、
シャスティーンの作品らしく、私たちを物語の中に
誘い込みます。

今年は兎年、干支の絵皿としても如何でしょうか。









鉢のこと
 



私は料理も苦手ですが、植物を育てるのも苦手です。

スウェーデン人のご自宅に伺うと、決まって、
室内には多くの観葉植物がありました。
選ばれた植物たちはけっして気負いがなく、
大きな葉っぱや小さな葉っぱたちが
窓辺を飾りたて、家主と来客の心を和ませてくれました。

そんなイメージを持ちつつ、いざ、自宅で試みるも
あまりの不器用さで「ぐんぐん育つ」とは、
ほど遠いのが現実。

それでも、今、軽井沢の自宅には2つの植物が頑張って冬を
乗り越えています。
とにかく、お世話が苦手なので、
花屋さんと相談しながら
分厚い葉っぱものと蔓ものを育てております。
アロエとかも可愛いかも・・・
と、思いつつ、次の鉢を待機させています。

飾りっ気のない茶色い鉢も好きなのですが、
今の鉢はフィンランド・アラビア社のビンテージ。
受け皿と鉢が直線でつながっている様子が美しく、
そして、横のラインに受け皿の線がシュッと入っているのが
気に入っております。

同様の鉢より大きいサイズが、この度、2月10日以降
8点入荷予定となります。

窓辺に小さな葉っぱは如何でしょうか。





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