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炭竃 和子さんのデンマーク刺繍の作品 のこと


誰もが感嘆のこもった溜め息とともに
手にとって下さる作品があります。

それは炭竃 和子さんのデンマーク刺繍の作品です。

最初に炭竃さんの作品を見せて頂いたとき
その完成度の高さに本当に本当に驚きました。

丹念に丁寧に、ひと針ひと針交差する淡く美しい色の集合、
狂いがない正確さ・・・それなのに片苦しさは一切感じられず
手に取る人々を感嘆の溜め息に導いてくれる、
そんな素晴らしい作品なのです。

刺繍のように北欧の手仕事の歴史は
とても深いものだと聞いています。
当時は生活を支える大事な技術として
暮らしのために必要なあらゆる品々、
家具や食器や農機具などを手作りし、
その技術と共に親から子へ受け継がれていったそう。
そして生活装飾としても
刺繍やレース編みなどの手仕事は家を守る女性達の手によって
屋内を美しく飾るためテーブルクロスやベットカバー、
クッションなどに施され伝えられていったのでしょうか。

きっと当時の女性達は、家族が寝静まるある一夜、
ソファーに身を沈めてひと針ひと針、糸を重ねていったのでしょう、
喜ぶ家族の顔をおもい。

炭竃さんの制作工程は、想像以上に大変な仕事量かと・・・。
それなのに、そんな背景は一切感じさせず、見る人を温かい気持ちに
してくれるのは、本来あるべき当時の手仕事の意味なのかなとも、感じます。

そんな素晴らしい炭竃 和子さんの作品、一人でも多くの方に
ご覧頂ければ幸いです。また次回作も少しずつご紹介出来ればとおもいます。